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七夕の飾りつけ、いつからいつまで。飾るベストタイミングとかたづけのポイントは?

七夕が近づいてくると、親子で飾りつけを考える人も多いでしょう。
でも、具体的にいつから始めるのが良いのか、考えたことはありますか?
同時に、後片付けや処分の方法も気になることでしょう。
この記事では、七夕の飾りつけを始めるベストな時期、後片付けのタイミング、おすすめの処分方法についてご紹介します。

飾りつけのタイミング

七夕飾りは、商店街などでは一週間前から飾りつけを始める場合もありますが、一般家庭では七夕の前日、すなわち7月6日の夕方から飾りつけをするのが良いとされています。
これは七夕に神様を迎える意味合いがあります。

なぜ前夜に飾るのが良いとされているのでしょうか?
昔から「1日の始まりは日没」とされており、それに基づくと7月6日の夜が七夕の当日にあたります。
このため、神様を適切にお迎えするためには、6日の夜までに飾りつけを終えるのが良いとされていました。

飾りつけの期間は?

七夕飾りは、地域や風習によっては飾りつけを7日間続けるところなどのほか昔ながらの習慣を守っているところもあるようですが、七夕の前日の夕方から夜に飾るのが伝統的です。

これは、七夕の起源のひとつである棚機(たなばた)は、日本古来の禊(みそぎ)の行事つまり穢れ(けがれ)を清める行事であるためです。
この行事では、棚機津女が七夕の前日に神様にお供えするための着物を織り、七夕当日に禊(みそぎ)を行っていました。
七夕飾りには人の穢れ(けがれ)が移ると考えられていたため、長期間飾らないのが習わしでした。

しかし、現代では七夕を楽しい夏のイベントと捉える人が多いため、7月に入ってからゆっくりと飾りを作り、長めに楽しむのも良いでしょう。
飾り始める時期は自由に選んで構いません。

七夕飾りの片付けのタイミング

七夕の神様が7月6日に来て7月7日に帰る際に、願い事を持って行ってもらうために、7月6日の夜までに飾り付けた七夕飾りは一般的には7月7日中に片付けるのが良いとされています。
これは、七夕が禊(みそぎ)行事としての意味合いも持つためです。
これを「一夜飾り」と呼び、短冊に込めた願いが天に届きやすいとされています。

かつては7月6日の夜を7月7日とみなしており、その翌朝には七夕飾りを海や川に流していたとされています。
しかし、現代では1日の始まりが0時となっていますので、7月7日の夕方までに飾りを片付け、翌8日に処理するのが適切です。

適切なタイミングでの片付けが、願い事の成就にも関係するとされています。

七夕飾りの処分方法・後処理方法

七夕飾りを処分する際には、以下の方法があります。

1 白い紙に包んで捨てる
白い紙にはお清めの効果があるとされているため、白い紙に包んで燃えるゴミとして処分するのが簡便な方法です。

2 神社でお焚き上げ
地域の神社でお焚き上げをしているところもありますので、事前に神社に相談してから持ち込むと良いでしょう。

3 自宅で焼却する
ご自宅の庭などで焼却する方法もあります。
ただし、消火の準備をしっかりとし、周囲の安全に気を配りましょう。
短冊などを取っておいたり、写真で記念として残すのも良い考えです。

4 どんと焼き
「どんと焼き」は、1月15日に行われるしめ縄や書初めなどをまとめて燃やす行事ですが、この際に七夕飾りも一緒に燃やしてしまう方法です。地域によっては大みそかにかがり火を焚き、「大祓い」としてその年の罪や穢れを清める行事として行われることもあります。ただし、あらかじめ処分する方法について確認しておくことが重要です。

記録する、残す

1 アルバムに記録する
写真に撮っておいて記録しておくのもおすすめです。
簡単にできますし、後で家族で振り返ることができます。
自宅のプリンターで印刷することもできますが、色落ちなどを気にする場合はプリントサービスを利用するのも良いでしょう。

2 スクラップブックに残す
アルバムと同様に、スクラップブックを作成してその年の短冊や飾り、小さなスナップ写真などをデコレーションして保存することで、いつでもその年の七夕の思い出を振り返ることができます。

七夕飾りはどこに飾る

住まいの状況に応じて、飾る場所は自由に選べます。
大きな笹の場合は庭が理想的ですし、小さな笹ならリビングに置くのも素敵です。
笹が用意できない場合は、折り紙をリビングの壁に貼り付けるだけでも七夕の雰囲気が楽しめます。
室内に飾れば雨風の心配もありません。
ただし、ベランダに飾る際は注意が必要です。
落下の危険性があるほか、ベランダは非常時の避難経路でもあるため、管理規約に従う必要があります。

ちなみに、七夕の歌の「♪ ささのは さらさら のきばに ゆれる~」の「軒端(のきば)」とは、軒先、つまり外壁や窓よりも突き出た屋根の下を指しています。

玄関
玄関内では、スペースに合わせて適切なサイズの笹を選びましょう。
壁に掛けるための笹や、コンパクトな卓上用の笹がおすすめです。
飾り付けは過剰にならないよう、笹とのバランスを考えるのがポイントです。

玄関外
玄関の外に飾る場合は、室内よりも大きな笹を選ぶことができます。
大きな笹を玄関に配置すると、お祭りのような迫力ある雰囲気を楽しむことができます。
風雨が直接当たらないように、笹や短冊などの飾りを設置する場所には注意しましょう。

リビング
リビングは家族が集まる場所なので、七夕飾りを楽しむのに最適です。
リビングでは、コンパクトな飾りでも十分ですし、壁や天井に飾ることでおしゃれな演出ができます。
天井に七夕飾りを吊るして天の川をイメージするのも面白いアイデアです。

テラス・バルコニー
テラスやバルコニーは開放的な空間で、七夕の飾りを楽しむのに最適です。
夜空を眺めながら短冊を笹に吊るせば、ロマンチックな夜を過ごすことができます。
家族みんなで願い事を書いた短冊を飾れば、特別な思い出になることでしょう。

まとめ・無理のない方法で楽しむ

七夕の神様が7月6日に来て7月7日に帰る際に、願い事を持って行ってもらうために、7月6日の夜までに飾り付けた七夕飾りは一般的には7月7日中に片付けるのが良いとされています。

七夕の飾りつけを楽しむ際には、自分にできる範囲で行うことが大切です。
七夕の節句は年に一度の特別なイベント。
家族や友人とともに、楽しい七夕のイベントを心地よく過ごしましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました

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