朝、登園の準備をしている途中で「ママ、おなかが痛い…」とつらそうな顔。
急いで保育園に連絡しなきゃと思っても、「連絡帳にどう書けばいいの？」「短くても失礼にならないかな？」と、ペンが止まってしまう瞬間ってありますよね。
体調不良で早退させるときは、焦りと心配で頭が真っ白になりがちです。
でも大丈夫。ちょっとした書き方のコツを知っておくだけで、先生にきちんと伝わるうえに、「丁寧なお母さん（お父さん）だな」と感じてもらえる連絡帳を書くことができます。
この記事では、発熱・腹痛・咳などの症状別の文例から、早退後に書くお礼メッセージまで、すぐに使える実例をたっぷり紹介します。
読むだけで「もう迷わない！」と思える、“体調不良による早退連絡の完全ガイド”です。
体調不良で早退するときの連絡帳、どう書く？基本ルールを解説
子どもが保育園や幼稚園で体調を崩して早退するとき、「どんなふうに連絡帳に書けばいいの？」と迷ったことはありませんか？突然のことで焦ってしまい、うまく言葉がまとまらないという保護者の方も多いと思います。ここでは、先生にしっかり伝わり、しかも丁寧で好印象な連絡帳の書き方を紹介します。
「早退します」の正しい伝え方
早退を伝えるときは、まず「誰が・いつ・どんな理由で・どのように早退するのか」を簡潔にまとめるのが基本です。「〇〇（子どもの名前）は本日、体調がすぐれないため、午前中で早退させていただきます」と書くだけでも十分伝わります。ポイントは“理由を明確にする”こと。先生はその情報をもとに、園での対応や他の子どもたちへの配慮を判断します。たとえば「朝から少し咳が出ていて、本人もだるそうにしているため」など、症状を添えると安心です。
また、「ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします」と一言添えると、先生への気遣いが伝わります。シンプルながらも、思いやりのある言葉が好印象を与えます。
先生に伝えるべき5つの基本情報とは
体調不良による早退を伝える際には、以下の5つの情報を意識して書くと、先生に状況が伝わりやすくなります。
- 子どもの名前（誰が）
- 日付（いつ）
- 症状（どんな体調不良か）
- 対応（どのように帰るか、病院へ行く予定か）
- お願いの言葉（先生への配慮）
たとえば「〇〇は朝からお腹が痛いと言っており、園でも元気がないようです。念のため病院を受診しますので、本日は早退させていただきます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」という形が理想的です。
書きすぎ・省略しすぎを防ぐコツ
「どこまで書けばいいの？」という悩みもよくあります。体調の変化や症状を細かく書きすぎると、逆に読みづらくなってしまいます。一方で「体調不良のため早退します」だけでは、先生に状況が伝わりません。大切なのは“園での対応に必要な情報だけ”を伝えることです。家庭での様子を一言添えると、先生も安心して対応できます。「朝から食欲がなく、元気もないようでした」など、具体的な観察を入れると丁寧です。
すぐ使える！体調不良・早退の連絡帳文例集【症状別】
ここからは、実際に使える文例を紹介します。どの例も「短くても伝わる」「丁寧で感じがよい」ものを意識しています。
発熱・頭痛など熱系の症状の場合
「〇〇は朝から微熱がありましたが、園でも熱が上がってきたため、早退させていただきます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」
「昨夜から頭痛を訴えており、今朝も少し熱っぽい様子でした。無理をさせず早めにお迎えに行きます。」
咳・鼻水・風邪症状での早退連絡例
「朝から咳が続いており、園でもだるそうにしているようです。本日は早退させていただき、受診予定です。」
「鼻水がひどく、呼吸が苦しそうな様子です。大事をとって早退させます。よろしくお願いいたします。」
腹痛・下痢・吐き気など消化器系トラブルの場合
「朝からお腹を痛がっており、園でも元気がない様子です。病院を受診させるため、早退させていただきます。」
「昼食後に吐き気を訴えたため、早退させていただきます。急な対応をお願いし申し訳ありません。」
書き方に迷わない！先生に好印象を与える言葉づかい
連絡帳は単なる報告ではなく、先生との信頼関係を築く大切なコミュニケーションツールでもあります。ちょっとした言葉づかいで印象が大きく変わります。
「申し訳ありません」よりも好印象な表現
つい使ってしまう「申し訳ありません」は、悪いことをしたような響きがあります。代わりに「ご迷惑をおかけしますが」「お手数をおかけします」「ご対応ありがとうございます」など、柔らかく感謝を込めた言葉に言い換えると、ぐっと印象が良くなります。
感謝を添えるひとこと例
「早退のご対応をありがとうございます」「いつも丁寧に見てくださり感謝しています」など、先生の気遣いに対して一言添えるだけで、心のこもった連絡になります。
丁寧だけど重くならない文末フレーズ
「よろしくお願いいたします」だけで終わるよりも、「お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします」など、少しクッションを入れるとやさしい印象に。逆に「本当にすみませんでした」など重すぎる言葉は避けましょう。
早退後に書く「フォローメッセージ」文例
早退後の連絡帳も大切です。先生は子どもの体調を気にかけてくださっているので、その後の様子を簡単に伝えると安心されます。
翌日の体調報告やお礼の伝え方
「昨日は早退の対応をしていただき、ありがとうございました。〇〇は病院で診てもらい、今朝は熱も下がりました。」
「早退後はゆっくり休ませました。ご配慮いただき感謝しています。」
登園再開時に添えるひとこと例
「〇〇はすっかり元気になりました。昨日はご心配をおかけしました。」
「先生の声かけで安心したようです。ありがとうございました。」
回復が遅れて欠席する場合の書き方
「昨日の診察で安静が必要とのことで、本日もお休みさせていただきます。引き続きご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」
LINEやアプリで早退連絡する場合の注意点
最近では連絡帳アプリやLINEで連絡する園も増えています。短い文章でも丁寧さと正確さを意識しましょう。
スタンプや絵文字は使ってもいい？
基本的に、先生とのやりとりではビジネスメールに近い丁寧さを保つのが無難です。ハートや泣き顔などの絵文字は控えめにし、使うなら「お礼」や「感謝」を伝えるときの笑顔マーク程度に留めると好印象です。
一文で伝わるテンプレ例
「〇〇は体調がすぐれないため、早退させていただきます。ご対応をお願いいたします。」
「朝から腹痛を訴えており、本日は早退します。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」
忙しい朝でも3行で書ける短文例
「〇〇が咳き込んでおり、体調が悪そうです。本日は早退させてください。ご対応をお願いします。」
「食欲がなく元気がないため、早退いたします。よろしくお願いします。」
先生に信頼される連絡帳を書く3つのコツ
丁寧な言葉づかいに加え、先生から信頼される“伝わる書き方”を意識することが大切です。
子どもの様子を具体的に書く
「元気がない」「しんどそう」だけではなく、「朝食をほとんど食べず、登園時にぐったりしていました」など、具体的な様子を入れると先生も状況を把握しやすくなります。
先生への配慮を感じさせる言葉を入れる
「お忙しい中ご対応いただきありがとうございます」「お手数をおかけしますがよろしくお願いします」など、先生の負担を気遣う一言があると印象が良くなります。
書き方を統一して“伝わる連絡帳”に
毎回書き方が違うと、先生が内容を読み取るのに時間がかかります。できるだけ同じ構成（症状→対応→お願い）で書くように意識すると、伝わりやすくなります。
まとめ｜焦らず丁寧に、早退連絡は「短くても思いやり」を
体調不良の連絡は突然やってくるものですが、焦らず丁寧に書くことで先生に安心感を与えられます。短くても「伝わる」「思いやりのある」一文を意識しましょう。連絡帳は、先生と保護者が子どものために協力するための大切なツールです。体調不良のときこそ、心を込めた一言が信頼関係を深めてくれます。
