「まさか七五三の日が雨になるなんて…！」
せっかく楽しみにしていた日なのに、天気予報を見てがっくりしてしまったママも多いのではないでしょうか。
「着物が濡れたらどうしよう」「足袋や草履で滑らないかな」「せっかくの写真が台無しにならないかな」——そんな不安が頭の中をぐるぐる回りますよね。
でも大丈夫です。少しの準備と工夫で、雨の日の七五三はむしろ“特別で美しい一日”に変わります。
透明のレインコートを羽織った着物姿もかわいらしく、しっとりした神社の雰囲気が写真映えすることも多いんです。
この記事では、「七五三が雨の日でも安心して参拝できる方法」をテーマに、着物を濡らさないレインコート選びから足袋の防水対策、写真をきれいに撮るコツまで、実践的に紹介します。
読んだあとには、「もう雨でも大丈夫！」と自信を持って準備できるはずです。
七五三が雨の日でも参拝できる？延期せず行っていいかの判断ポイント
七五三の日が近づくにつれ、天気予報が気になるママやパパは多いですよね。「せっかく予約も済ませたのに、雨予報になってしまった…」とガッカリする気持ち、よくわかります。でも実は、七五三の参拝は雨でも問題なく行えるんです。多くの神社では屋根付きのご祈祷所があり、小雨程度なら傘を差せば移動もスムーズ。むしろ、雨の日は人が少なく、落ち着いた雰囲気で参拝できるというメリットもあります。
ただし、注意したいのは豪雨や風が強い場合。子どもが滑って転んだり、着物が泥だらけになったりすると、せっかくの記念日が台無しになってしまいます。そんなときは無理せず、日程を変更しましょう。写真館やレンタル店によっては、雨天時の振替制度を設けていることもあるので、予約段階で確認しておくと安心です。
また、雨天でも快適に過ごすためには、屋根付きの参道や屋内待合スペースがある神社を選ぶのもおすすめです。公式サイトの写真や口コミで事前にチェックしておくと、当日慌てずに済みます。スケジュールも「ご祈祷→屋内撮影→外撮影」の流れで組むと効率的です。雨が弱まる時間帯に外の撮影を入れるなど、柔軟に動けるようにしておくのがポイントです。
着物を濡らさない！雨の日の服装＆レインコート対策
雨の日の最大の悩みは「裾の泥はね」と「袖の濡れ」。特に子どもの着物は華やかで布地が繊細なため、一度濡れるとシミや型崩れの原因になります。そんなときに役立つのが、着物用のレインコートやポンチョタイプの雨具です。特に「七五三専用」や「被布セット対応」と書かれたものは、袖丈・裾丈が長めに設計されているので安心です。
透明タイプのレインポンチョは写真映えも抜群。着物の柄を隠さず、見た目も可愛らしく仕上がります。袖口がゴム仕様になっているタイプを選ぶと、水の侵入を防げます。さらに、裾上げや袖留めを軽くしておくと泥はね防止に効果的。安全ピンや小さなクリップで簡単に留められます。
また、ママ・パパの服装も見落としがちですが大事なポイントです。長時間の移動を考えて、濡れても安心な防水パンプスやレインブーツを選びましょう。バッグは合皮やナイロンなど、水に強い素材が◎。紙袋や布製トートは雨で濡れてしまうので避けた方が無難です。
足袋・草履の雨対策｜滑らず冷えないための工夫
七五三の足元トラブルで多いのが、「足袋がびしょ濡れ」「滑って転倒」の2つ。まず準備したいのは防水足袋カバーです。透明タイプなら見た目にも違和感がなく、写真にも自然に映ります。100円ショップやネット通販でも購入でき、履かせるだけで汚れや濡れをしっかり防げます。替えの足袋を2足ほど持っておくと安心です。
また、草履は滑り止め付きのタイプを選ぶのがおすすめ。どうしても心配な場合は、移動中だけ長靴を履かせて、神社に着いてから草履に履き替えるのもOKです。その際は、長靴の中に薄手の靴下を履かせると、脱ぎ履きがスムーズになります。
濡れた足袋をそのままにしておくと、冷えやカビの原因になります。帰宅したら、タオルで軽く押さえるように水分を取り、陰干しで自然乾燥させましょう。ドライヤーの熱風を当てると縮む恐れがあるので避けてください。
雨の日でもきれいに撮れる七五三写真の撮り方
「雨の日だと写真が暗くなるのでは？」と不安に思う方も多いですが、実は雨の日のほうが光が柔らかく、顔色や着物の色がきれいに映ることも多いんです。直射日光がないため、肌に影ができず、自然で上品な仕上がりになります。
撮影場所は、屋根付きの回廊や鳥居の下など、雨に濡れずに雰囲気のある場所を選ぶと◎。雨上がりの境内に広がるしっとりした空気感も、素敵な背景になります。また、カラフルな傘やレインコートを小道具として使うのもおすすめです。透明傘に花柄や和柄のリボンをつけるだけで、写真がグッと華やかになります。
写真を明るく見せたい場合は、自然光が入る場所を探すことがポイント。屋内でも窓際を活用すれば、柔らかい光で美しい仕上がりになります。カメラマンに「雨でも明るい雰囲気で撮りたい」と一言伝えると、最適なライティングを提案してくれるでしょう。
雨の参拝で失敗しないための実践ポイント
雨の日の参拝では、「滑らない」「濡れない」「冷えない」の3つを意識することが大切です。まず、境内を歩くときは歩幅を小さく、手をつないで。石畳や階段は意外と滑りやすく、特に子どもはバランスを崩しやすいので注意が必要です。
次に、冷え対策。肌着を一枚多く着せたり、足袋の中にミニカイロを入れるのもおすすめです。湿気で体が冷えやすいので、風を通さない上着を一枚用意しておくと安心です。
参拝後は、濡れた部分を早めに拭き取るのがポイント。タオルを数枚持参し、髪飾りや帯が濡れたらすぐに対応しましょう。帰宅後は、着物をすぐにハンガーにかけて陰干しします。直射日光やドライヤーの熱風は避け、風通しのよい場所で自然乾燥を。
雨の日でも安心！七五三をサポートするおすすめサービス
最近では、雨の日対応の七五三プランを提供するお店も増えています。写真館では屋内スタジオ撮影のほか、雨天時の日程変更無料サービスを行っているところもあります。天候に左右されず、ベストコンディションで撮影できるのは大きな安心ポイントです。
また、レンタル着物ショップでは、防水加工済みの着物や防水カバー付きのレンタルセットを取り扱っていることがあります。「前日発送・翌日返却」に対応しているお店を選べば、雨の日でも焦らず準備できます。
さらに、「補償付きプラン」を選んでおくと、万が一着物が濡れたり汚れたりしても保険が適用されます。レンタル後のクリーニング代を気にせず使えるので、精神的にもラクですよ。
まとめ｜雨でも大丈夫！工夫次第で“笑顔の七五三”に
七五三は、天気よりも“家族でお祝いする気持ち”が何より大切な日です。雨の日だからこそ見られる幻想的な風景や、子どもの無邪気な笑顔は、きっと忘れられない思い出になります。
レインコートや足袋カバーなど、事前に準備を整えておくだけで、当日は落ち着いて行動できます。雨でも楽しめる工夫を取り入れて、「むしろ雨でよかったね」と思えるような一日にしましょう。どんな天気でも、家族の笑顔が一番の晴れマークです。
