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神戸の隠れた宝物「八宮めぐり」。一宮から八宮までの神社を巡る旅

神戸市の中心、賑やかな三宮エリアは、訪れる人々にとってまさに宝の山。
ショッピングやグルメ、文化体験が満載のこの場所には、歴史的な神社も数多く点在しています。
特に注目したいのは、一宮から八宮までの番号が付けられた神社群。
これらの神社は、ただの信仰の場ではなく、神戸の歴史と文化を深く知る手がかりでもあります。

「八宮めぐり」と呼ばれる参拝スタイルは、厄除けやご利益を求める人々に愛されており、歴史ある神社を巡ることで心の安らぎを得ることができます。
では、そんな神戸の神社群について、どのような魅力が隠されているのでしょうか?

この記事では、三宮エリアの交通アクセスから、各神社の独自の歴史、さらには町名に込められた意味まで、詳しくご紹介します。
神戸を訪れる際には、ぜひこの神社巡りを通じて、地元の文化に触れてみてください。

三宮エリアの交通アクセス

神戸市の中心部、特に賑やかな三宮(きんのみや)エリアは、訪れる人々にとって魅力的なスポットです。
ここには、JR三ノ宮駅や阪神、阪急の神戸三宮駅、さらには神戸市バス、地下鉄、ポートライナーといった多くの交通機関が集まっています。
また、町名としてはJR三ノ宮駅の南西に位置する三宮町があり、これらの駅名や町名は、三宮神社に由来しています。

生田裔神八社の紹介

神戸には、一宮から八宮までの番号が付けられた神社が存在し、特に生田(いくた)神社を中心に点在する八つの神社は「生田裔神(えいしん)八社」と呼ばれています。
裔神とは、神の子孫やそのお供(とも)を指す言葉です。
この生田神社は、アマテラスオオミカミの幼名である稚日女尊(わかひるめのみこと)を祀(まつ)っているため、これらの八社はアマテラスオオミカミの子孫やお供の神々を祀る神社だと考えられています。
しかし、現在では一宮から八宮までのそれぞれの神社が独立しており、生田神社との結びつきは薄れているのが現状です。

八宮めぐりの魅力

近年、これらの八社は「港神戸守護神 厄除八社(やくよけはっしゃ)」としても知られています。
番号順に参拝することで厄除けができるとされ、これを「八宮めぐり」と呼んでいます。

番号の由来と歴史

このナンバリングは神功(じんぐう)皇后の時代に始まり、201年に朝鮮へ出兵した際の参拝順序に由来すると言われています。
また、平安初期から鎌倉初期にかけて、住民が神社を選んで参拝できるように等級づけされたという説もあります。

歴史的には、1690年(元禄3年)頃には一宮神社が「市の宮」として記録されており、七宮神社の祭神である大己貴命が持っていた6つの別名にちなんで名付けられたとも言われています。

一から八までの番号の由来については明確ではありません。

神社名から生まれた町名

一宮から八宮の中には、神社名に由来した町名も存在します。
具体的には、二宮神社にちなんで名付けられた二宮町、五宮神社から派生した五宮町、七宮神社に由来する七宮町などがあります。

ほかに神社に由来する町名には、生田神社から名付けられた生田町や、長田神社にちなんだ長田区と長田町、北野天満神社に由来する北野町などがあります。
高級住宅地として知られる住吉地区や、JRと六甲ライナーの住吉駅も本住吉(もとすみよし)神社に由来しています。
「住吉町」という行政上の町名は存在しませんが、住吉台や住吉本町、住吉宮町といった町名は、本住吉神社の門前町であったことを思い起こさせます。

各神社の特徴

それぞれの神社には独自の歴史や特徴があります。

一宮神社

二宮神社は明治時代に旧葺合(ふきあい)区内の神社を合祀(ごうし)した総鎮守(そうちんじゅ)であり、最寄り駅が三宮駅であるため、三ノ宮の近くに位置しています。

三宮神社

四宮神社

五宮神社は1872年(明治5年)に兵庫県から湊川(みなとがわ)神社の氏子(うじこ)に指定されましたが、生田神社との深い結びつきを訴え、その変更には応じなかったそうです。
この神社は、アマテラスオオミカミの第二子とされる天穂日命(あめのほひのみこと)を祭神としており、もし楠木正成(くすのきまさしげ)を祀る湊川神社の氏子になっていれば、生田裔神八社は七社に減っていたかもしれません。

七宮神社は生田裔神八神の中では特異な存在であり、長田(ながた)神社の神官が神主を兼任したり、江戸時代には真言宗神宮寺(じんぐうじ)の僧が管理したりしていました。
そのため、氏子の間で独立派と生田神社派に分かれた争いが起こったこともあります。

八宮神社

最後に、六宮神社は1909年に都市計画により八宮神社に合祀されました。
そのため、現在「八宮めぐり」を行う人々の中には、七宮神社で参拝を終える方や、八宮神社を二度訪れる方がいます。

神戸の神社巡りは、歴史や文化を感じるだけでなく、厄除けやご利益を求める人々にとっても魅力的な体験となるでしょう。

まとめ

神戸市の三宮エリアは、ショッピングやグルメだけでなく、歴史ある神社巡りも楽しめる魅力的な場所です。
一宮から八宮までの神社は、それぞれ独自の歴史やご利益を持ち、特に「八宮めぐり」として知られる参拝スタイルは、多くの人々に親しまれています。
これらの神社は、神戸の文化や伝統を深く理解するための貴重なスポットでもあります。

各神社に由来する町名や、神社同士のつながりを知ることで、神戸の街が持つ奥深い魅力に触れることができるでしょう。
神戸を訪れた際には、これらの神社を巡ってみてはいかがでしょうか。
神戸の歴史と文化が息づく神社で、あなた自身の特別な体験を見つけてみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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