スーパーのレジに並んでいる最中、ふとスマートフォンの通知が気になって画面をのぞき込みます。自宅に設置した見守りカメラには、リビングのソファで静かにテレビを見ている長男の姿。時計を見ると、家を出てからちょうど8分が経過していました。 「あと2分で帰れる」と自分に言い聞かせながらも、心臓の鼓動はいつもより少し速いままです。たった10分、されど10分。共働きで3人の子供を育てる日常の中で、この「わずかな空白」を作ることがどれほど勇気のいる決断だったか、同じ境遇の方ならきっと分かってくれるはずです。 この記事では ...