生姜を買ったものの、一度に使うのはほんの少し。
「気づいたら冷蔵庫の中で乾燥していた」「使い切れずに傷ませてしまった」という経験がある人も多いのではないでしょうか。
余った生姜は冷凍保存できます。特に、薬味としてすりおろして使うことが多いなら、丸ごと冷凍しておく方法が便利です。
ただし、生姜は「丸ごと冷凍するのが絶対に正解」というわけではありません。
すりおろして使うなら丸ごと、炒め物や煮物に使うなら薄切りや千切り、すぐに使える状態にしておきたいならすりおろして小分けするなど、用途に合わせて冷凍方法を選ぶのがおすすめです。
この記事では、生姜を丸ごと冷凍する方法を中心に、ふにゃふにゃ・まずいと感じる原因や、冷凍した生姜のおいしい使い方までわかりやすく紹介します。
生姜は丸ごと冷凍できる

生姜は、丸ごとの状態でも冷凍できます。
きれいに洗って水気をしっかり拭き取り、ラップで包んでから冷凍用保存袋に入れればOKです。
特に、
- 冷奴や麺類の薬味に使う
- 少量ずつすりおろして使う
- 毎回切るのが面倒
- 生姜を余らせることが多い
という人には、丸ごと冷凍が便利です。
冷凍庫から取り出して必要な分だけすりおろし、残りをすぐ冷凍庫へ戻せます。
一方、薄切りや千切り、みじん切りで使うことが多い人は、あらかじめ切ってから冷凍しておいたほうが調理しやすいでしょう。
「丸ごと冷凍が一番いい」と決めるのではなく、冷凍後にどのように使うかで選ぶことがポイントです。
丸ごと・カット・すりおろしはどれが便利?
生姜の冷凍方法は、大きく分けると「丸ごと」「カット」「すりおろし」の3種類があります。
| 冷凍方法 | 向いている使い方 | メリット |
|---|---|---|
| 丸ごと | すりおろし・薬味 | 下準備が少なく、必要な分だけ使いやすい |
| 薄切り・千切り・みじん切り | 炒め物・煮物・スープ | 凍ったまま料理に入れやすい |
| すりおろし | 薬味・たれ・スープ | 使う量ごとに取り出しやすい |
普段の料理ですりおろすことが多ければ丸ごと、加熱料理が中心ならカットして冷凍すると使いやすくなります。
生姜を使う量で迷う場合は、生姜1かけは何g?チューブなら何cm?料理で迷わない量の目安も参考にしてください。
生姜を丸ごと冷凍する方法
丸ごと冷凍は、特別な道具がなくても簡単にできます。
ポイントは、水分をしっかり拭き取り、できるだけ空気に触れない状態で冷凍することです。
生姜をきれいに洗う
まずは生姜の表面についた土や汚れをきれいに洗います。
節の間などは汚れが残りやすいため、特に丁寧に洗いましょう。
皮は必ずしもむく必要はありません。
皮ごと使いたい場合は、そのまま料理に使えるよう、冷凍前にしっかり洗っておくことが大切です。
水気をしっかり拭き取る
洗った生姜は、キッチンペーパーなどで表面の水分をしっかり拭き取ります。
水分が多く残ったまま冷凍すると霜がつきやすくなり、品質が落ちる原因になります。
節の間にたまった水分も忘れずに拭いてください。
ラップでぴったり包む
水気を取った生姜をラップで包みます。
なるべく空気が入らないよう、生姜の形に沿わせてぴったり包むのがポイントです。
大きな生姜なら、普段使いやすい大きさに分けてから包んでもかまいません。
冷凍用保存袋に入れる
ラップで包んだ生姜を冷凍用保存袋へ入れます。
袋の中の空気をできるだけ抜いてから口を閉じましょう。
ラップと保存袋の二重にすることで、乾燥や冷凍焼けを防ぎやすくなります。
生姜の冷凍は、できるだけ空気に触れさせないのがポイント。冷凍保存用の厚手バッグを常備しておくと、生姜以外の野菜や肉の小分け冷凍にも使えて便利です。
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できるだけ早く凍らせる
準備ができたら冷凍庫へ入れます。
急速冷凍機能がある場合は利用するとよいでしょう。
急速冷凍機能がない場合は、金属製のトレーなどにのせて冷凍すると、比較的早く凍らせやすくなります。
作り置きや食材の冷凍をよくする人なら、熱伝導のよいアルミ製の冷凍アイテムを用意しておくと、生姜以外の冷凍保存にも活用できます。
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生姜を冷凍するとふにゃふにゃになるのはなぜ?
「生姜を冷凍したら、解凍後にふにゃふにゃになった」という経験がある人もいるでしょう。
これは、必ずしも保存に失敗したわけではありません。
野菜に含まれる水分は、冷凍すると氷になります。
その過程で組織が変化するため、解凍すると水分が出て、生の状態よりやわらかくなることがあります。
そのため、冷凍した生姜に、生の生姜とまったく同じシャキシャキした食感を求めるのは難しいでしょう。
冷凍生姜は、
- すりおろして薬味にする
- 炒め物に入れる
- 煮物に使う
- スープやみそ汁に入れる
など、食感の変化が気になりにくい料理に向いています。
冷凍生姜がまずいと感じる主な原因
生姜を冷凍したからといって、必ずまずくなるわけではありません。
「香りが弱い」「食感がおいしくない」と感じる場合は、保存方法や使い方に原因がある可能性があります。
空気に触れたまま冷凍した
ラップをせず、そのまま冷凍庫へ入れると、生姜が乾燥しやすくなります。
長く空気に触れることで品質が落ち、香りや食感が悪くなる原因になります。
ラップでぴったり包み、さらに冷凍用保存袋へ入れて保存しましょう。
長期間保存しすぎた
冷凍しても、おいしさが永久に保たれるわけではありません。
家庭用冷凍庫は、扉の開閉によって庫内の温度が変化します。
長期間保存するほど乾燥や風味の低下が起きやすいため、できるだけ早めに使うことが大切です。
完全に解凍してから使った
丸ごと冷凍した生姜を完全に解凍すると、生のときよりやわらかく感じやすくなります。
薬味としてすりおろす場合は、完全に解凍する必要はありません。
凍った状態のまま必要な分だけすりおろすと使いやすくなります。
傷みかけてから冷凍した
冷凍は、傷み始めた食品を新鮮な状態に戻す方法ではありません。
「そろそろ使い切れそうにない」と思った段階で、できるだけ鮮度のよいうちに冷凍しましょう。
冷凍生姜は解凍せずそのまま使える
冷凍した生姜は、用途によっては解凍せずそのまま使えます。
特に加熱料理なら、凍ったまま使えるケースが多く便利です。
丸ごと冷凍した生姜は凍ったまますりおろす
丸ごと冷凍した生姜は、必要な分だけ凍ったまますりおろせます。
使い終わったら、残りはすぐにラップで包み直し、冷凍用保存袋に戻して冷凍庫へ入れましょう。
何度も完全に解凍させないことがポイントです。
生姜を薬味としてよく使うなら、「すりおろす手間」を減らせる道具にも注目です。貝印のSELECT100薬味おろしは、生姜の繊維をカットしながらおろせるよう工夫されています。
生姜用の薬味おろしをチェック
カットした生姜はそのまま加熱料理へ
薄切り、千切り、みじん切りにして冷凍した生姜は、炒め物や煮物、スープなどへ凍ったまま加えられます。
あらかじめ使いやすい大きさに切っておけば、料理のたびに包丁やまな板を出す手間も減らせます。
ただし、丸ごと凍った硬い生姜を包丁で無理に切ろうとするのは危険です。
薄切りや千切りとして使うことが多い場合は、冷凍前に切っておきましょう。
冷凍生姜は電子レンジで解凍してもいい?
「冷凍生姜は電子レンジで解凍してはいけない」と決まっているわけではありません。
ただし、多くの料理ではわざわざ解凍する必要がありません。
炒め物や煮物なら凍ったまま加えられますし、丸ごと冷凍した生姜を薬味にする場合も、凍ったまますりおろせます。
電子レンジで一気に加熱すると、部分的に熱が入り、食感や香りが変わることもあります。
そのため、「解凍してから使う」のではなく、料理に合わせて凍ったまま使う方法をまず試してみるとよいでしょう。
冷凍生姜の保存期間はどれくらい?
家庭で冷凍した生姜は、おいしく使うことを考えるなら、約1か月をひとつの目安にすると管理しやすいでしょう。
冷凍方法によっては1〜2か月程度を目安として紹介されることもありますが、家庭用冷凍庫は開閉による温度変化があります。
保存状態によって品質の落ち方も変わるため、「冷凍したから何か月でも大丈夫」と考えるのはおすすめできません。
冷凍した日を保存袋に書いておくと、いつ保存したものか一目で確認できます。
香りや品質がよいうちに、できるだけ早めに使い切りましょう。
切ってから生姜を冷凍する方法
煮物や炒め物に使うことが多いなら、使いやすい形に切ってから冷凍する方法が便利です。
生姜を洗って水気を拭き取ったら、
- 薄切り
- 千切り
- みじん切り
など、普段よく使う形に切ります。
切った生姜は冷凍用保存袋に入れ、できるだけ薄く平らにして冷凍します。
大量に重ねて固めてしまうと必要な分だけ取り出しにくいため、なるべくバラバラの状態にしておくと便利です。
加熱料理なら、使うときは解凍せずそのまま加えられます。
すりおろしてから生姜を冷凍する方法
毎回おろし金を使うのが面倒な人には、最初にまとめてすりおろしてから冷凍する方法も向いています。
すりおろした生姜を冷凍用保存袋へ薄く広げて冷凍すると、使う分だけ折って取り出しやすくなります。
1回分ずつラップで包んで小分けしてもかまいません。
みそ汁、スープ、炒め物などに使う場合は、凍ったまま加えられます。
「料理で生姜1かけと書いてあるけれど、どのくらい使えばいいのかわからない」という場合は、生姜1かけの重さやチューブ生姜に置き換えるときの目安も確認しておくと便利です。
生姜は冷凍と冷蔵のどっちがいい?
生姜は、必ず冷凍しなければならないわけではありません。
近いうちに使い切る予定なら、冷蔵保存でも問題ありません。
一方で、
- いつ使うかわからない
- 毎回少量しか使わない
- 冷蔵庫でよく乾燥させてしまう
- 料理の下ごしらえを減らしたい
という場合は、冷凍保存が便利です。
特に、切る・刻む・すりおろすところまで済ませて冷凍しておけば、料理をするときの手間を減らせます。
冷凍保存は、単に保存期間を延ばすためだけではありません。
「次に料理するとき、すぐ使える状態でストックしておく方法」と考えると活用しやすくなります。
生姜の冷凍についてよくある疑問
生姜の皮はむいてから冷凍したほうがいい?
皮は必ずしもむく必要はありません。
皮ごと使う場合は、節の間などに残っている土や汚れまでしっかり洗ってください。
料理の見た目をきれいに仕上げたい場合などは、皮をむいてから冷凍しても問題ありません。
冷凍した生姜を再冷凍してもいい?
完全に解凍した生姜を何度も冷凍し直すのは、品質を保つうえではおすすめできません。
丸ごと冷凍した生姜を少しだけすりおろす場合は、残りが解凍しないうちにすぐ包み直して冷凍庫へ戻しましょう。
毎回使う量がある程度決まっているなら、最初から小分けして冷凍しておくと便利です。
生姜は丸ごと冷凍とカット冷凍のどちらがおすすめ?
すりおろして使うことが多いなら、丸ごと冷凍が便利です。
煮物や炒め物に使うなら、薄切りや千切り、みじん切りにしてから冷凍しておくほうが使いやすいでしょう。
どちらが正解というより、冷凍後にどのように使うかで選ぶのがおすすめです。
生姜は一度にたくさん食べても大丈夫?
生姜は料理や薬味に幅広く使えますが、「体によさそうだから」と一度に大量に食べる必要はありません。
食べる量について気になる場合は、生姜の食べ過ぎによる影響や量の考え方も参考にしてください。
まとめ|生姜は使い方に合わせて冷凍すると便利
生姜は丸ごと冷凍できますが、丸ごとだけが正解というわけではありません。
すりおろすことが多いなら丸ごと、煮物や炒め物ならカット、すぐ使えるようにしておきたいならすりおろして小分けするなど、普段の料理に合わせて冷凍方法を選びましょう。
冷凍すると食感は変わりやすいため、生の状態と同じシャキシャキ感を求めるより、薬味や加熱料理に活用するのがおすすめです。
生姜を冷凍するときは、次の5点を意識してください。
- 鮮度がよいうちに冷凍する
- 洗った後の水分をしっかり拭き取る
- ラップと保存袋で空気に触れにくくする
- 用途に合わせた形で冷凍する
- できるだけ早めに使い切る
生姜を使い切れずに捨ててしまうことが多いなら、普段の使い方に合った冷凍方法を取り入れてみてください。